ダリ展@サントリーミュージアム[天保山]

ダリ展を見に行ってきました。
なんか、つい最近東京で観たような気もするけど…。
結果的には少しコンセプトが違っていて、これはこれで楽しめました。
絵画は普通に楽しめました。
「ヴィーナスの夢」と称された、ニューヨーク万博におけるパヴィリオンに存在は不勉強のため初めて知りました。
でも、あんな(失礼!)作品が堂々と展示されるということに驚きを隠せませんでした。
あれが受け入れられた(のか?)あの時代、あの場所の人々というのは今よりも遙かにインテリだったんでしょう。
今の万博に行っても、あんなにアヴァンギャルドな内容の展示物なんてないんじゃないでしょうか。


その他の彼の作品を見ていても、フロイトの心理学の影響がもろに出ていたりして、
それが受け入れられるには、観る側にも相応の教養が求められる作品が多かったと思います。
(ダリだからか?)
彼が当時熱狂的に受け入れられていたのだとすれば、
それはその受け入れていた人々の教養にも驚きを禁じ得ません。
僕らももっと勉強しなければ。
ただ芸術を消費するだけの存在にはならないようにしたい。
そう思わされた展示でした。