荒島岳登山記録

前日夜に自宅を出発。午前1時に勝原スキー場の駐車所に着。駐車場はいくつかあるみたいだが、電話ボックスを改造した登山届記入所およびトイレのあるところで仮眠をとることにする。
結構この時は晴れていて、来る途中の道路上では月明かりに照らされて、シルエットの山の姿が美しかった。明日は朝から大丈夫かも?とちょっと期待したんだけど、結局は雨だった…。
この時点では自分一人だけだったのに、午前4時には大型バスが来る。また、朝起きた時点では車が5〜6台停まっていた。

07:05 出発(曇り)

本当は日が昇ると同時に登り始めようと思ったんだけど…眠かったので少しよけいに寝ちゃいました。
最初はスキー場のゲレンデを登る。後に下山時に気がつくのだが、目の前にのびるゲレンデのコンクリートの道をリフト降り場である最後まで登ってしまうと実は失敗。途中で右に向かって登っていく道がある。

問題の箇所(クリックして拡大)



分岐点のアップ



登っていく登山道はこんな感じ


でも自分は気付かずに最後まで登ってしまう。この、間違って登り切ってしまったところからも本来の道へ合流するための踏み跡がある(それだけ間違える人が多いのだろう)のだが、本来は間違いの道であるので、藪がひどい。また、ここに限らず、ゲレンデ上の道は何本も錯綜している。歩きやすいところをみんなが好き勝手に歩くからだろう。
最初のリフト降り場を過ぎてからは斜面を斜めに登っていく道を登りながら高度を稼ぐ。この辺は足下が石。最も高いところのリフト降り場までこれが続く。

07:45(曇り)

最高所のリフト降り場のところが少し平らになっており、「荒島岳登山口」と書かれたしっかりした標柱が立っている。ここからはブナ林の中をひたすら登る。でもまだそれほどの傾斜じゃない。階段がシャクナゲ平まで続く。足下は土。濡れていて滑る。

08:00/08:05 小休止(曇り→雨)

軽く登り切った所の大きなブナの木の下で一休み。雨がパラつき始める。

08:30(小雨)

急登終わり。相変わらずの樹林帯の中。雨は軽く降ったり止んだりしているみたいだが、樹林帯の中を歩いているのであまり気にならない。

08:55/09:05 シャクナゲ平(曇り…というか雲の中)

広くなっていて標柱あり。植物はほとんど花をつけていない。団体が先に休んでいた。


(この後)
はじめ、少し下り、再び登り始めると、山頂直前までは急登が続く。ロープが張ってあるところが連続する。これが30分くらい続く。
急登が緩やかになると山頂は近い。広い尾根の上を気持ちよく歩く。相変わらず雲の中。視界悪い。周囲の景色はまるで見えない。山頂直前で、少し左手側が谷に落ちていてザレているところあり。

09:45/10:10 山頂(曇り、時々雨)

突然山頂が現れる。山頂の岩陰には壊れた小屋の残骸が。後に、山頂にあった祠の壊れた残骸であることを知る。
山頂には山名を書いた標柱と登山者の持ち込んだ登頂標がある。また、冬の晴れたときに見える白山連峰の写真があるが、今は全く周囲が見えず逆にちょっとむなしい…。
団体が続々と到着。早朝に到着した大型バスに乗ってきた、スポニチの登山教室の人達らしい。30人弱くらいいる。
小腹が空いたので持ってきたドライフルーツのアンズを食べる。これが思いの外Good!水分も適度に摂取できイイ!

景色も悪いし、このまま居ても天気は好転しそうもないので、下山することに。
一人で山に来て、こんなに山頂滞在時間の短い山も珍しい。いつもはもっとゆっくりするんだけど、今日の場合は早く下山して、下界の観光に時間をかけたほうが賢明だと思う。


(この後)
もと来た道を引き返す。急坂を下るのは結構慎重になる。雨で滑りやすかったので。

10:30シャクナゲ平 通過(曇り)

標高850〜900mくらいのところから、勝山方面がよく見えたので写真を撮りつつ立ち止まって息を整える。

11:15/11:20(曇り)

最高所のリフト降り場着。さすがに疲れたのでここでザックをおろして休む。この辺まで来ると雲の下に出て、周囲の見通しは悪くない。1,000mより上くらいが雲の中に入ってしまう模様。この辺まで下りてくると暑い。


(この後)
スキー場をひたすら下りる。足下は石ころ。周囲は藪がひどいが、人が歩くところは草の背丈が低いので不快感はない。快調に走って下りる。
途中、登ってきたルートを間違えていたことに気付く。どおりで藪が酷かった訳だ。
最初の登りのコンクリートを一番上まで登ってしまうと×。途中で右に行く踏み跡があった!そこを歩いていくと快適。下っているときは素直に踏み跡をトレースしていったらその道をたどることになっていた。

11:40 駐車場着