Blogで繋がる世界

昨日のエントリーで取り上げたneedpinkさんのエントリー。
はてなダイアリー自動トラックバック送信機能によって先方に伝わってしまったみたい。
そしてリコメントして下さったみたいです。
id:needpink:20060523:p1
こちらはひっそりと書いているつもりだったので、無視していただいて良かったのですが、
こうして反応していただけると意外と嬉しいです。


needpinkさんは、バーチャルな世界の「私」は、リアルな世界ではほとんど姿を隠しているそうです。
そして、その二つの「私」の間に存在するギャップに不思議な感覚を感じているご様子。


僕の場合も自分の中には色々な「自分」(「人格」とまではいかない。なんて表現したらいいんだろう?Aspect?)がいて、
リアル世界でも付き合う人によって使い分けたり、逆に付き合う人の種類がそれぞれで全く異なっていたりします(お互いの人達はほとんどかぶっていない)。
人間には色々な側面があるということで。


管理しきれないとか色々な理由もあって、Blogを付け始めた当初はリアル世界のバラバラな側面を一つのBlogの中に全て突っ込もうとしてしまいました。
だけど、リアル世界でそれをしていないのにBlogの方でそれをやろうとすれば当然ムリが生じてきます。
Blogは色々便利な機能なんかのせいで、逆にそこまで器用に小回りが効くようには出来ていないみたいです(個人的感想)。
なので結局はそれぞれを分離して、一人でいくつものBlogを書くハメに。
今はリアル世界での僕の個々の「面」ごとにBlogをつけています。


そういう意味ではバーチャルな世界での僕は思いっきりリアルな世界の僕そのものです。
姿出しまくり(部分ごとに)。
だから、こっそりやっているneedpinkさんが感じるような「変な感じ」というのはあまり受けなくて、
むしろ純粋に嬉しいことが多いような気がします。


こうしたことを通じて感じたのは、結局はバーチャルな世界もリアルな世界の投影なんだなぁ、ということ(僕の場合は)。
逆なことを言えば、ネット世界がまだまだリアル世界を引きずっていて成熟していないとも捉えられるかもしれません。
いや、少し違うかも。それを使う人間がまだ追いついていないだけかな。


いずれにしても、コミュニケーションの機会や手段、場所がこれだけ与えられるようになると、
それぞれの人間の「面」がどんどんそれぞれの方向に突っ走っていけるような状態になってしまっているような気がします。
それが幸せなことなのか不幸なことなのか、それはまだ渦中にいる僕らにはわからない、評価できないと思われます。


needpinkさんが感じた不思議な感覚、僕もわかるような気がします。
人間って難しいな。


#ちなみに、そんな風に色々な「面」を使い分けている人間としては、最近話題のmixiなんかではその辺りをどう使い分けていくのかなぁと不思議に思ってしまいます。
#別々のアカウントをとればいいということ?
mixiのシステムは、その利点はよくわかるんだけど、どうも好きになれないんだよなぁ…。